ニキビ跡のしみについて考える!(続きその2)
ニキビ跡を隠すために化粧をするのは仕方ないことですが、せめて、皮膚呼吸を邪魔しないように色々工夫をした方がいいでしょう。
例えば、ファンデーションは毛穴にしっかりと入りこんでしまうリキッドタイプではなく、パウダーファンデーションにするなどの工夫も必要でしょう。
ニキビ跡はしみだけではなく、他には赤みが出てきてしまうという症状もあります。
クレーターと同じように、赤みが出てきた場合は、その治療にはとても時間がかかります。そして、そのままずっとニキビ跡が消えないというケースも報告されています。
赤みが出るということは、お肌にある程度の炎症が起こっている証拠です。そのダメージを受けた皮膚が完全に修復されるまでには時間がかかります。
ニキビ跡の赤みなら、治療には長くて半年くらいはかかります。その間、注意しなければならないことは、ダメージを受けた部分に紫外線を当てないことです。
皮膚の組織がダメージを受けているところに、また輪をかけて紫外線があたってしまうと、ほぼダイレクトに影響を受けてしまい、しみとなって残ってしまうことになります。
紫外線による色素沈着が起こらないように、ニキビ跡の赤みがある場合は、できるだけ紫外線からお肌を守りましょう。
ニキビ跡のクレーター状態は、赤みの場合と同じようにお肌が炎症を起こしている状態で、皮膚の真皮の部分がダメージを受け、凹んでしまうことで、元の綺麗な状態のお肌との段差ができ、そのような状態となってしまうのです。
また、お肌の出っ張りは、ニキビが治るときに膿が皮膚の中に入ったままで傷口が塞がることで、その部分だけが盛り上がってしまうのです。
このようなニキビ跡の肌は、美容外科などで、適切な治療を根気よく受け続けることにより改善されますが、費用や時間がかかります。